英語のイディオムを勉強したいときにおすすめの本を5冊紹介します。イディオムの知識があると表現の幅もグッと広がり、英語がより楽しくなりますよ。ぜひ参考にしてみてください。
英語イディオム表現集―語源を知れば自然に出てくる
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ネイティブがよく使用する英語イディオムを語源から学ぶことができる本。語源からしっかりと理解することで、効率的に英語イディオムを身につけることができます。より英語の表現力を上げたい方にはぴったりです。
中身も「動物にかかわるイディオム」「食べ物にかかわるイディオム」等、わかりやすくカテゴリ別に分類されており読みやすいです。少々お値段はしますが、ずっと長く使える良書で、いつも手元に置いておきたい一冊となるでしょう。
語源でなっとく最頻出イディオム
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こちらも語源を確認しながらイディオムが学べるおすすめの本。
- 日常生活でよく使われる表現編
- 映画・文学・YouTubeに出てくる表現編
の2冊が刊行されています。この本の最大の特徴は、イディオムの直訳も記載されていること。直訳とイディオムを見比べることでより理解が深まります。
英和イディオム完全対訳辞典
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英語イディオムがこの一冊に全て集約されているといっても過言ではありません。約20000表現40000例文を網羅した辞典です。辞典なので持ち運びには向いていませんが、英語教育者やイディオムを詳しく学びたい方には必携の一冊です。
辞典というと「わからない時だけ調べる本」といったイメージがありますが…本書ではイディオムの意味だけでなく例文や使い方の説明もされているので、「読み物」としても楽しく読むことができます。
Scholastic Dictionary of Idioms
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英語上級者向けの本。ハリウッド映画やドラマでもよく使われるイディオムが多く掲載されています。巻末には、A 〜 Z までアルファベット順の索引があり大変便利です。紙質が良く高級感がある点もGOOD!
中身は全て英語で書かれている本なので初心者には難しいですが、英語を極めたい人にとっては楽しめる内容に仕上がっています。
英検準1級語彙・イディオム問題500
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英検準1級対策に最適。過去4回分の過去問がついており、問題を解きながらイディオムを定着させることができます。
英検準1級は2級と比べて急に難しくなる傾向があり、本気で合格を目指すなら真っ先にやっておきたい本です。解説が丁寧でおすすめです◎。
専門家からのコメント
金澤ニコラス(Nicholas Kanazawa)
アメリカ出身。武蔵野音楽大学を卒業。学習塾で、英語講師の経験有。音大時代、大学からの依頼で、海外からの客員教授への通訳やメールの翻訳を担当 。現在は国際アーティスト団体[International Saxophone Academy]にて、専属で同時通訳や翻訳、字幕作成の活動中をする傍ら、フリーランスで演奏活動、翻訳、通訳、執筆活動にあたっている。英語が第一言語。
<コメント>
イディオムに関しては、様々な本が出回っており、どれもわかりやすく、沢山まとめられていますが、買うのは、1-2冊で留めておくほうがいいかも知れません。
なぜなら、出てくるイディオムが結構かぶるのと、実際のネイティブスピーカーは、本一冊分のイディオムの日常的に使わないからです。日本語でも、本一冊分の熟語や慣用句を覚えて、使っている人はそう多くないはずです。
イディオムには、ある程度のパターンがあり、それを見つけ出しいていく一番の近道は、実際に使っているところを聞くことです。1-2冊の本を勉強したら、その本を片手に、洋画や海外ドラマを何本かみてみましょう。そうすると、出てくるイディオムがわかるのはもちろん、それらをもとに、登場人物の話し方の特徴まで分析できるようになってきます。
大沼 小夏(Konatsu Onuma)
高校生でアメリカに留学(Paradise valley high school)し、日本の大学である東洋大学 グローバルイノベーション学科に進学。授業の大部分を英語で受講。保有資格:TOEIC 840点
<コメント>
イディオムを学ぶことでネイティブのように話すことができるので、私もイディオムはたくさん学びました。中でも英検準一級の教材のイディオム500は私も使用していて、今参考書で英検準1級を獲得しましたし、この参考書でイディオムを学んでからは、洋画も字幕なしで見られるようになりました。学術的な硬いイディオムから、日常会話で使うようなイディオムまで満載で、中でもHit the bookというイディオムは記憶に残っており、日常会話でよく使います。このようなイディオムを日常会話で使っていると、日本人なのにネイティブのように英語を話すね、というように言ってもらえることは多くて、この本で学んでよかったなと思っています。
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