英語学習者にとって、いつかはネイティブのようにペラペラになりたいと考えている人も多いのではないのでしょうか?
私もその内の1人なのですが、いまだにネイティブとは程遠いレベルにいるのが現状です。
たとえ今の英語レベルが私のように、ネイティブとはかけ離れていても、ネイティブのようになる方法を知っておいて損はないはず・・・
ということで今回は、将来ネイティブスピーカーのように流暢な英語を話したい人におすすめの勉強法を3つ紹介します。
- 発音を徹底的に練習する
- 語彙は徐々に増やしていく
- 積極的に英語を話す環境を作る
英語学習の参考にどうぞ。
1. 発音を徹底的に練習する
ネイティブへの近道は、まずは何と言っても発音です。
たとえTOEICの点数が悪くても、完璧な発音で英語が話せると「お!なんかこの人すごい!」となりますよね。
逆にTOEICの点数が高得点でも、ジャパニーズアクセントでぎこちない発音の英語だったら「本当にそんな点数取ったの?」と疑われてしまうかもしれません。事実、TOEIC高得点の人でも発音やアクセントが悪くて海外で英語が全く通じなかったということはよく耳にします。
ですので、将来ネイティブのようになりたいのであれば、発音を徹底的に強化するのが良さそうです。
発音を強化するためのキーワードは【真似】と【反復】です。
ネイティブの音声をシャドーイングやオーバーラッピングで真似て、自分の英語をどんどんネイティブの発音に近づけていきましょう。
ネイティブの音声は今や、参考書やアプリ、レンタルDVDやYouTubeなどからいくらでも調達することができます。
ネイティブの発音が身につくと噂の【フォニックス】と呼ばれる学習法を試すのも良いかもしれません。正しく真似できているかは自分の声を録音して聴いてみるとうまく確認できますよ。
2. 語彙は徐々に増やしていく
一般的なネイティブスピーカーの語彙数は約20000〜35000語であると言われています。わたしたちが高校卒業するまでに学習した単語が約3000語であることを考えると、かなり膨大な量であることが分かります。
これを全て覚えようと思ったら一体何年かかるのか想像もつきませんね・・・
したがって、「ネイティブの単語数は2万語か!よし、それなら全部覚えてやろう!」という勉強法はおすすめできません。
幸運にも?ネイティブスピーカーが日常生活で使っている英単語は、約2000語前後だと言われています。
ですので、最初は語彙力にはそこまでこだわる必要はなく、徐々に増やしていけば良いと考えます。2000語なら高校卒業レベルの単語力で十分いけそうですよね。
3. 積極的に英語を話す環境を作る
英語は語学ですから、実際に話すことでだんだんと身につけていくことができます。
英語の学習はよくスポーツにも例えられますよね(野球のルールをいくら勉強してもホームランを打つことはできない等)
世界的に有名なプロ野球選手も最初はうまくバッドを振ることもできなかったと思います。英語もそれと同じで、間違いを恐れずどんどん積極的に喋っていきましょう。
最初はうまく話せなくても、日々トライ&エラーを繰り返すことで、徐々にうまくなっていきます。
英語を話した時間に比例して、ネイティブに近づけるのです。(もちろん、正しい発音で話すこと前提です)
普段の学習に音読を取り入れたり、オンライン英会話をうまく活用して英語を話す環境をなるべく多く作ってみてください。
英語だけの環境に身を置くために思い切って海外に留学するのもアリだと思いますよ。
まとめ
以上今回は、ネイティブのような英語を身につけたい人におすすめの勉強法を3つ紹介しました。
- 発音を徹底的に練習する
- 語彙は徐々に増やしていく
- 積極的に英語を話す環境を作る
ネイティブのように流暢な英語は、一朝一夕では身につきませんが、毎日根気よく勉強していくことで徐々に近づいていけると思います。
ネイティブばりの発音で英語を操っている将来の自分を想像して、日々の学習に励んでいきましょう。
専門家からのコメント
長谷川 弥生(Yayoi Hasegawa)
【保有資格】
【経歴】
- 2019年7月〜2020年1月 シンガポール空間デザイン会社 インターンシップ(ホームページ内のコンテンツとしてWeb集客を目的にした記事作成(WordPress)、空間設計の現場で中国語通訳)
- 2021年 外国語大学 中国語学科 卒業(アルバイト経験有り(ホテルスタッフ1年、アパレル販売1年、iPhone・アンドロイド販売2年))
- 2021年2月〜現在(バリスタ(兼中国語通訳)をしながら勤務時間外にランサーズで活動)
<コメント>
「積極的に英語を話す環境を作る」のはとても効果があると私も実感しています。日本でいくら勉強しても日常生活が日本語で済まされるので、なかなか環境設定は難しいです。
一番おすすめなのは海外生活です。
スーパーに行っても値札が英語、電車に乗ってもアナウンスが英語、レストランでの注文も英語。これほど英語に触れていないといけないことありませんから、わからないことがあれば強制的に調べますし、新しいことを知るのはやはり楽しいです。スリル満点で、好奇心旺盛な方におすすめな方法です。
「コロナ禍で海外なんていけないよ」「海外の食事や衛生面が耐えられなくて住めないよ」という方。そういった方におすすめなのはやはり英会話教室だと思います。高校時代通っていた英会話AEONは申し分なく素晴らしい環境でしたが、正直相当なお金がかかりました。
ですので、今もこれからもやはりオンラインだと思います。リモートワークの流れとともに、優秀な先生がオンライン授業をしてくれるようになりました。少し調べればワンコインで優秀な先生の授業を受けられるサービスは山ほどあります。
僭越ながらご紹介した方法はどれも「強制的に英語しか話せない環境を作る」ことがキーワードです。日本人のご友人同士でもいいので、お出かけの際は英語しか使わないゲームをしてみるとか。実際私はそれをしていました。お互い高めあえるご友人関係であれば、お互いにとってメリットですからね。加えて、言い間違いをしてもいい環境を作ることも大事です。間違えただけ覚えるので、「たくさん間違えた方が勝ち」ゲームもおすすめです。
秋元 敦子(Atsuko Akimoto)
関西外国語大学在学中、交換留学生としてユタ州立大学へ派遣留学。大学卒業後は大手英会話スクールの運営に携わり、その後、英語力を活かしたマーケティングの世界に興味を持ち外資系広報代理店に転職し15年間勤務。AE(アカウント・エグゼクティブ)からAS(アカウント・スーパーバイザー)としてクライアントの課題解決に向けたPRコンサルティング業務に従事。
プレスリリースをはじめとする広報資料全般の作成、取材対応や記者会見、プレス旅行などを含むメディアリレーション、危機管理対応、クライアントコンサルティング、年間広報プランの企画、予算管理等といった企業広報業務全般を行うとともに、日常のクライアントコミュニケーションは英語で広報資料作成についても日英同時に行った経験あり。担当クライアントは多くの方に馴染みのある大手外資系企業ECサイトやスポーツメーカー、航空会社、ホテル等の一般消費者向けサービス。
現在、沖縄在住2児の母として主婦の傍ら隙間時間でフリーランスライターとして活動中。
<コメント>
ネイティブみたいに喋りたい!英語を勉強した人なら誰もが憧れるゴールですよね。
ネイティブのように英語を話すには、記事にもあるように徹底的な発音練習が大切です。単語レベルでの発音を意識するよりフレーズや文章、会話の流れでの発音訓練をすると効果がでます。ネイティブの会話やスピーチを聞くと、一単語ずつ発音していません。繋がる音や発音されずに消えていく音など、一定のルールで変化しているのが分かると思います。
まずは自分のレベルにあった英語を沢山聴いてシャドーイングすることでフレーズや文章での発音やイントネーションの感覚が身についてきます。私は学生時代、好きな洋画や海外ドラマを英語字幕「あり」と「なし」で観ながら、台詞をシャドーイングしていました。これで日常会話のリスニング力とスピーキング力をかなり養いました。
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